アレルギー

【妊娠中の食事】

アレルギーのイメージ

家系にアレルギー体質の方が多い場合は、妊娠中から予防的に食事制限をした方が良いと考えられています。 特に普段から外食やインスタント食品を食べることが多く食生活が乱れている方は、妊娠に気が付いたときからでも徐々に食生活を変えるよう心がけましょう。 妊娠後期に入ってからいきなり食事制限をすることは精神的にも困難になるので、少しずつそのような食生活に慣れるためです。 産後に母乳育児をする場合は、おいしい母乳のためにも食生活の管理が重要となります。 抗原性が高いと考えられている魚類や肉類を普段より多めに摂取し、積極的に鉄分をとり貧血予防を心がけることも重要になります。 ただしあまり神経質になりすぎてもストレスを感じてしまうので、無理のない範囲での食事管理を心がけるようにしましょう。

【授乳中の食事】

最近は生活環境の変化により、家系にアレルギーのある人がいなくても3~4人に1人の子供がアレルギー素因を持っているといわれています。 そのため母乳育児をする場合は、アレルギー予防を考えた母親の食生活を心がけることが重要となります。 特に乳児に食物アレルギーやアトピー性皮膚炎が判明した場合は、母親の食事制限が必要となります。 母乳育児には栄養分のあるものをたくさん摂らないと、と思いこみ卵や乳製品を多量に摂取する人もいますが、これはアレルギー予防という意味では逆効果です。 乳児湿疹を悪化させたり、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの原因となるだけでなく、母乳の質を悪化させ、母乳の出を悪くして、赤ちゃんの母乳嫌いの原因を作ることにもなるのです。

【アレルギーマーチ】

アレルギー体質をもつ子供が、アレルギーの原因、発症臓器、発症時期をかえながら、次々とアレルギー症状を起こすことをアレルギーマーチといいます。 出生後まもない頃はアトピー性皮膚炎・乳児湿疹などの皮膚症状が主に見られ、乳児期になると気管支喘息・アレルギー性鼻炎などの呼吸器系症状へとかわることが多いようです。 また、いくつかの疾患が交代であらわれることや、同時期に併発することもあります。アレルギーマーチは母体内にいるときからはじまると考えられ、胎盤を通して母親の食べたものに影響を受け、胎児自ら抗体産生をすることが明らかとなっています。出生後は母乳やミルク、食事などからも絶えず感作を受け、埃やダニなど環境アレルゲンに対する吸入感作もはじまることが原因のようです。